床暖房はじめました。
こんにちは、なあたンです。10月に入り、お天気がイマイチな日も増えてきました。
実は梅雨より厄介な秋雨。湿度も高く、秋カビ対策が必要になります。日当たりの良い家であれば、日射が自然と入り室温も上がるため、湿度は上がりにくいかもしれませんが、我が家は日当たりがイマイチなため、湿度が60%超える日が三日続いたこともあり、湿度を下げるために床暖房をつけることにしました。床暖房をつける前は室温も22℃台でしたが、床暖房をつけることで23℃台へ。
床暖房のエリア分けについて
エリア分けのこだわり
北側の方が冷えやすいため、床暖房のエリア分けを南北で分けました。こうすることで、冷えやすいエリアの温度設定を上げることが可能になり、家の中の温度差を最小限に抑えることができ快適度が増します。
WICは衣類が大量にあるため、湿気がこもりやすく湿度が高くなります。これは、衣類の繊維が水分や湿気を吸い込む性質があるからです。私自身、アパレル勤務だったこともあり、冬のニット類をたたむときは手の水分を持っていかれ、よく手が乾燥していたことで知りました。
また、人の居座りにくい場所は空気がよどみがちです。また、マンション住まいだった時に北側のWICの湿度に本当に悩まされていた経験があります。冬でも毎日除湿機を使用し水捨ての作業も毎日です。洗面所に近ければ連続排水ホースなどで対応できるかもしれませんが、遠いとそれも出来ずストレスだらけだったので、WICの湿度管理だけは徹底したかったのです。
そういったこともあり、WICのエリアと階段ホールは設定温度を高く出来るようにエリア分けをしました。階段ホールについては、コールドドラフト対策です。
設定温度について
【スタート時】
1-A (LDK)27℃(循環マークがつく温度+1℃)これは部屋を早く温めるため
1-B (洗面脱衣、お風呂、トイレ、玄関ホール)27℃(循環マークがつく温度)
1ーC (2階階段ホール、WIC)26℃(循環マークがつく温度)
1ーD (2階南寝室)25℃(循環マークつかないけど一応つけた)
2-A (2階南たたみコーナー)25℃(循環マークつかないけど一応つけた)
2ーB (東南居室)25℃(循環マークつかないけど一応つけた)
2-C (北東居室)26℃(冷え込む時間だけ循環マークつく)
2-D (北居室)26℃(冷え込む時間だけ循環マークが頻繁につく)
1階リビングの室温が上がり、湿度も60%以下で落ち着いてからは、1-Aのエリアだけ25℃に下げました。我が家は5人家族なこともあり夕方以降は家族が揃うと暑くなるので、ずっと循環マークがついていると温水が巡るせいか暑く感じるんですよね。なので、ついてるんだかついてないんだかわからない程度で去年も落ち着きました。
真冬は2階階段ホールの設定温度を28~30℃まであげることもありました。これは2階の各部屋の温湿度に困っていないけど、冷気が下へ流れるのを止めるため(コールドドラフト対策)
寝室に関しては、床暖が動いていると暑く感じることもあり、朝方早くに目が覚めることがありました。(なあたンだけ。家族は熟睡です。)
床暖房の消費電力
上記の数値は床暖房をつけた日のものです。11時からエコキュートの沸き上げが始まっていて、蓄電池への充電もしています。床暖房をつけたのが11時半くらいです。また、この日の天気は曇り(外気温最高27℃)で発電量は多くありませんが、十分太陽光発電で賄えています。
太陽光パネル搭載であれば、深夜の時間帯に床暖房をつけるのではなく日中発電量の多い時間帯に太陽光発電で賄うのがオススメです。今は夜の買電単価も高いので、夜に買ってまでつける必要はないと思います。また、昼間の外気温が暖かいほうが水温も低くなく効率的に暖めることが可能です。
ありがちな失敗パターン
2階はたいして使わないしと言って設定温度を下げたり、床暖をつけない人がいます。そうすると、1階より2階の室温が下がり、冷気は下の階へと流れていきます。(これは全館冷房と同じ原理)なぜか1階が寒いと感じる人は温度差が発生しているせいです。さらに、1階が寒いからといって1階の温度設定を上げる方がいます。そうするとさらに悪循環となり、どんどん設定温度をあげるはめになり、冷気をより感じやすくなってしまいます。なので、ケチらずに2階の設定温度も下げない方がいいです。また、室温が低すぎると湿度も高くなって結露も発生しやすくなると思います。
我が家の場合、先ほどの設定温度だけを見ると、2階の部屋は設定温度が1階よりも低いじゃないか?と思われる方もいるかもしれませんが、2階は日射が取り込めるので室温が下がりすぎることもないからです。日射が取り込めるように南面の寝室に関しては窓の高さもあげています。(夏は軒があるので日射遮蔽が可能で、冬は日射取得できるように考えています)
大事なポイント
設定温度は各家庭によって異なると思うのですが、一番わたしがきをつけていることは【家中の温度差をなくすこと】です。
設定温度を高く設定しても、家の中に2℃温度差があるだけで冷気が発生します。この温度差がなくなると、まさに凪。快適さがぐっと増します。もちろん設定温度を高くし、室温を25℃以上になるようであれば気にならないかもしれませんが、そうなってくると消費電力も気になるところ。
今年の冬は電気代も高いため、なるべく上手に設定して電気代を抑えつつ快適度が上げられたらいいなと思っています。
さらにマニアックな運転
ここからは変態的なことを言うので、ご興味ある方のみお読みください。
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我が家は床暖房をつけましたが、2階階段ホールに設置したエアコンはまだ消さずに全館冷房(除湿)を継続しています。理由は、まだまだ除湿が必要な室内環境だからです。外気温が低い時は、室温を上げたぐらいじゃ除湿されません。湿度が高いと水回りのカビ、ダニなど家事の負担を増やす原因となります。家事を楽するために【除湿】は欠かせないのです。
ちなみに、去年はエアコン除湿だけだと肌寒い日がありました。日射が取得できない我が家は床暖房とエアコン除湿(冷房運転)を同時に使うハイブリッド運転が暮らしに合っているようです。消費電力は高くなってしまいますが、梅雨時期もハイブリッド運転で快適に過ごすことができました。
そんな7月の電気代(2022/6/15~7/14)は、3,337円!使用量は116kwh。太陽光発電システムもあるのでかなり安く済みました。これなら気にせず、快適さを取りますよね♪
まとめ
設定温度に関しては、地域差、床暖房のエリア分けなども違うため、ほんと人それぞれだと思います。
ただ、知っているか知らないかでは快適さに差が出ることは間違いありません。自分の家の最適解が見つかるヒントがこのブログを通して見つかれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!